客殺しって何?

先物取引被害によく出てくることばに「客殺し」というものがあります。

何やら物騒な言葉ですが、内容もかなり物騒で悪質。

「客殺し」とは、業者が利益をとっている反面、客が大きな損を抱えるというもの。自然にそうなったということではなく、業者が「客に大きな損をさせて、自分たちが得をするように持っていく」という方法のことです。

先物取引被害の多くが、この「客殺し」によるものと言われています。

 

例えば、先物取引では売り買いをするたびに手数料がかかりますよね。

「手数料」というと、さも少額であるように聞こえますが、これがかなりの高額なんです。

しかも、その手数料の高さを支払うほうが意識していないことが多く、後から専門家に相談をしてみたら「支払った金額の4割が手数料だったということもあるほど。4割も手数料…どれだけ高いお金が搾取されていたのか、ここからもわかるでしょう。

手数料の高さに気づかない、高齢者などの弱者を狙うことも先物取引被害の特徴のひとつ。

高齢者が騙されるというケースは本当に多いので、もっと注意喚起されてもいいくらいです。

都合の悪いことは隠すため、説明の段階でわざとわかりにくい説明をしている業者も多いです。お年寄りがいる場合は、まず誰かに一緒に話を聞いてもらって「本当に安全な先物取引か」を判断してもらう必要がありそうですね。